去年の年末のブリヂストンのニュースですが国産メーカーのランフラットはとにかく乗り心地が固すぎて困っていました。そこでサイドがランフラットにしてはやわらかく乗り心地の良いミシュランのランフラットがお勧めでした。
しかしさすがブリヂストン。問題解決にむけて動き新しいタイヤを投入する姿勢は素晴らしいと思います。まだ触ったことが無いので今度メーカーに言って触らしてもらおうっと!
そんなタイヤはこちら
1.ランフラットタイヤの特徴
(1)当社は次の点においてランフラットタイヤに大きな優位性があり、スペアタイヤレス化の最適解であると考えています。
- パンクした際の走行安定性。
- パンクした際に危険な路上作業をせずに安全な場所まで移動できること。
- 路面と接するタイヤトレッド部だけでなく、タイヤサイド部の損傷に対してもパンク時走行が可能なこと。
(2)全ての車両のスペアタイヤレス化が実現すれば、現在新車に装備されている年間約5900万本※3のスペアタイヤが無くなることから省資源化にも貢献。またスペアタイヤのライフサイクル(原材料採取から廃棄に至るまで)において排出される年間約200万トンのCO2※4が削減されることになります。さらに、スペアタイヤと組み合わせるホイールなども不要になることから、これ以上のCO2排出量削減が可能となります。
2.ランフラットタイヤの進化
ブリヂストンのランフラットタイヤは、タイヤサイド部に補強ゴムを使用したサイド補強型ですが、タイヤサイド部が厚く硬いため、量産開始当初は、乗り心地がノーマルタイヤに比べ硬くなる傾向にありました。2005年以降はサイド補強ゴムに改良を加え乗り心地を改善していますが、2009年にさらに乗り心地を改善する技術として「熱をコントロールする技術」の開発・実用化に成功しました。
3.「POTENZA S001 RFT」の商品特徴
(1)「熱をコントロールする技術」として、「サイド補強ゴム」「クーリングフィン」を採用し、「POTENZA S001」(ノーマルタイヤ)と比べても遜色ない乗り心地を実現しました。
(2)2010年に発売し、多くのお客様にご好評いただいております「POTENZA S001」と同様、高次元のドライ・ウェットパフォーマンスを発揮します。尚、「POTENZA S001」は新車装着用タイヤとしても「フェラーリ458 Italia」や「アストンマーティンRapide」、「LEXUS LFA」に採用されています。
(3)次のようなお客様にお勧め致します。
新車装着タイヤがランフラットタイヤもしくはランフラットテクノロジー採用タイヤであり、より柔らかな乗り心地をお求めになるお客様。
※1 市販用夏タイヤ
※2 ランフラットタイヤは、空気圧0kPa時に通常の使用状況下において、「80km/h以下で80km」まで走行可能(ISO技術基準)です。ランフラット(空気圧0kPa時)の走行可能距離80kmは、ISO技術基準に基づいた試験条件で走行可能な距離です。実際に走行できる距離については、荷重、外気温等の使用状況により異なります。
※3 ブリヂストン調べ(全世界の2008年年間乗用車生産台数から、ランフラットタイヤもしくはランフラットテクノロジー採用タイヤ装着車両及び修理キット搭載車両の台数を引いてスペアタイヤ搭載車両台数を算出)。
※4 ブリヂストンのテンパータイヤTR2(サイズ:145/70R18 107M)のライフサイクルにおけるCO2排出量を基に算出。CO2排出量の算出方法は、日本ゴム工業会編「タイヤのインベントリー分析試行(1998年)」に準拠しています。尚、使用段階のCO2排出量は0としています。
商品の概要は次のとおりです。
1.商品名
追加タイヤサイズとタイヤ外観 | ||
225/55RF17 97Y
|
245/50RF18 100Y | 245/45RF19 98Y |
275/40RF19 101Y | 205/45RF17 84W | |
215/45RF17 87W | 225/45RF18 91W | |
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※「クーリングフィン」のデザインは、タイヤサイズによって異なりますのでご注意ください。
2.性能評価結果

〔テスト条件〕 ノーマルタイヤ(POTENZA S001): 245/40R18 97Y XL 従来のランフラットタイヤ(POTENZA RE050 RFT):245/40RF18 93W POTENZA S001 RFT:245/40RF18 93W 試験荷重:4.71kN 空気圧 :240kPa 試験法の名称:静的荷重特性試験 試験場所:当社技術センター室内試験機 |
■タイヤは車と路面の間で衝撃を吸収するバネとして機能します。
この場合の指数は、その「バネの強さ」を表します。
この場合の指数は、その「バネの強さ」を表します。
■ノーマルタイヤのタイヤ縦バネ定数を100として各商品を指数表示。指数が小さいほど乗り心地が良くなります。
※上記テスト条件に関するさらに詳細なデータについてはタイヤ公正取引協議会に届けてあります。
※タイヤの表示に関する公正競争規約に定められた試験方法で試験を行っております。
※試験結果はあくまでもテスト値であり運転の仕方によっては異なります。